「違和感のある場所で。」

 いくらやっても終わりがない

 終わりが始まりで

 綱渡りをしているなぁ と人ごとのように思うのだけれど


 それがまた

 意外に落ちないものだから

 もう少し先まで   もう少し


 進んでいることは分かっている

 ぽろぽろ 色々落としていることも了解済みだ


 それでもなんとなく続くのは

 多少鈍感になってきたのか

 数年前なら こうはいかなかったろう


 もう「限界」と言いたいが

 実際に言ってしまうと 本当に終点になってしまうから

 言わないことにしている





 時の流れ

 人の流れ

 常に密な空間であるはずなのに

 すれ違いが 当然のこと

 誰しも 目的(地)を胸に持っている

 

 そんな 不思議な場所である 駅


 今 そんなジレンマというか 違和感というか そんな只中にいる