「ヘルニアで頸部硬膜外ブロック。受けてみた。」

 先日 硬膜外ブロック注射を受けてきた

 星状~というのもあるらしいが

 私との問診を終え 麻酔科の その先生は これを打つことに 決めたらしい


 ネット上で

 硬膜外ブロック注射の写真は けっこうあるが

 打ったらどうなるのか ということをはっきり書いた記事がないので


 今回 書いてみる 

 
 ちなみに 私は2年前に頸椎ヘルニアと診断され

 投薬で胃を悪くし断念 牽引に通う勤勉さがなく 2ヶ月坊主

 時々 鍼で また 残った痛み止めを時々飲みながら なんとか ごまかしてきた 


 

 まず 「打ったら1時間病院で安静です」と宣告され

 どうなるのかよく分からないまま 職場に 予想より遅れることを電話した

 たぶん 回復に個人差があるのだろう と何となく思っていた


 自動で血圧を測る装置が 取り付けられ

 指に心拍計が嵌められる

 ずいぶん大がかりだなぁ と思いきや 後で なるほどと思うのだった


 上半身裸になって 先生を待つ

 針を刺していたのはたぶん15~20秒くらいではないかなぁ

 けっこう痛いような気もしたが 私は歯医者の麻酔の方が嫌だ 痛みはそんな感じ


 すぐに 手が暖まる感触 不思議だ

 次第に首から背中にかけて しびれていく

 そしてしびれは左手 右手と指先へ


 開始5分くらいで 握力はたぶん1/4くらいになったろう

 10分くらいで右手の握力がほぼなくなり(左手は維持してたと思う)

 15分くらいで 右手が完全に麻痺 左手で右手の指に触れるが まったく感触がない


 これじゃ動けないはずだわ

 おそらく歩けない 足は なんとなく動くけど・・・ 

 1時間たって右手の指がこのまま動かなくなったらどうしようと 左手の指で右手を触れ続けた

 
 40分位を過ぎた頃だろうか

 右手の指にわずかに 感覚が戻ってきた ひとまずほっとする

 1時間たったことを教えられ起きてみると

 
 かなりふらふらする 右のまぶたがしっかりあかない 寝不足な感じ

 血圧が下がっているらしい 普段上が110くらいのはずだが

 起きあがったときは100を切っていた


 もう少し休んでいったらと言われたが

 職場に戻る時間が近づいていたし トイレに行きたかったので 

 丁重に断って 麻酔科を出る


 まっすぐ歩けない トイレで鏡を見ると 右のまぶたが半分しか開かない 両眼とも充血していて

 ちょっと危ない人になっていた

 右目がしっかり開かず 視力が低い感じだが 気持ちを奮い立たせて 会計へ


 財布からうまくお金が取り出せないが

 なんとか済ませた

 車に向かう途中 タクシーの運ちゃんたちの視線が注がれる 嫌なモノだ


 車をやっとこと運転し 職場へ

 無理して帰ってきたのに 回議は終わっていた がっくし

 5時半を過ぎると 目の充血・まぶたの半開の症状も消え いつもの状態に


 ヘルニアからきている 背中周りの張りや 痛みは ぼよーんとたゆたっている

 これが効き目かなぁ 

 2日たった今 痛みが戻ってきている 先生の言ったとおり 効き目は長続きしないようだ


 つぎはMRIをとって 診察

 別の日には 椎間板ブロックというのをやってくれるらしい 透視下でする治療のため

 痛みの原因の箇所を把握でき そこへ 直接麻酔をばらまくので効果的らしい

 
 数ヶ月効果が持続するよ といわれたので

 今 とても楽しみである

 最近 首に痛みがなかった時のことを忘れてしまった私


 次なる処置が楽しみである