祝!「XPのサポート延長」

 みなさん、ききましたか。
 XPサポート延長である。2014年まで。
 私自身「あと2年か・・・」とあきらめ気分でいただけに、かなりの「朗報」である。
 NHKでMS社の方が「ユーザーからの要望を考慮して」と言っていた(英語だが)が、ここで言う「ユーザー」とはお得意様の「大会社」「大団体」さんのことである。
 我々「個人」のことではないらしい。
 まぁ、どっちにしろ、うれしいのだが。
 「企業」「団体」さんは、「コスト削減」が対外的にも対内的にも必須だ。先ほどの番組では、「リナックス」に切り替えて「頑張る」公的機関の取り組みが紹介されていた。
 確かに、一部の企業・団体での事務業務では大丈夫かもしれない。
 しかし、私たち「個人」はどうだろう。
 扱う情報量は、増加の一途をたどっている。
 あの「愛すべき」フロッピーディスクから始まった私のPC歴。
 「それ」は1.4MBくらいだ。
 それが256、512MBのフラッシュメモリーに。700MBのCDRも。
 そして4700MBのDVDですよ。DVDに関して言えば、「HD」は50000MBですよ。
 これだけの情報量を扱わなければいけない。
 「楽しむために」
 「満足するために」
 ハードウェア・OSの買い換えは結局必須なのだ。
 情報量が多い時の「快適さ」はOSに依存しない。ほぼPCの「パワー」がものをいうからである。
 「パワー」を何とか手に入れた者は、次に何を求めるか。
 それは、情報を自分の意のままにできる「ソフト」である。
 この「ソフト」がくせ者だ。
 OSを横断できないのだから。ファミコンのソフトがプレステで動かない(古いたとえだが)のと同じである。また「ソフト開発者」は当然ながら、ユーザーが使っているOSを選択する。そうしないと売れないのだから。「ドラクエ(自分のソフト)」を「ファミコン(A社のOS)」で出すか「プレステ(B社のOS)」で出すか、という選択肢は「ソフト開発者」にはない。これらのことは意外に大切だ。
 結局、私たちがハードウェア(PC等)を買うのは、「ソフト」のためだからだ。OSではなく。
 話は変わるが、私は、今回の混乱によって、「リース」によるPCの使用が全国に広まる「きっかけ」になってしまうのではないか、と思っている。
 「リース」にすれば、前述の「お得意様」たちは、OSの短期更新、あるいは時代の要求に対処する必要がなくなる。「外注」先が、全てやってくれるわけだ。その結果、1年ごとといった単位で幾ばくかの使用料を払うわけだが、計画的な予算の執行範囲で行える。「外注」先は、MS社・PCの供給先との独占契約によって、「損」はしない。どちらも「○」になるのだ。
 こういった状況になると、OSの短期更新は容易になるだろう。「お得意様」が「NO」と言わなくなるのだから。
 
 うーん。まぁ素直に喜んでおきますか・・・。