「応援なんてと~北海道伊達ハーフマラソン。」

 声を向けると

 様々な人がいる

 手を振る人 軽く頷く人 声を返してくれる人 黙々と前を向く人


 姉の夫を応援しようと

 軽い気持ちで行ったのだが

 様々に異なる 気持ちの返し方に 気が付くと1時間半ほど過ごしてしまった


 マラソンの美学というものには 字面程度の理解しかないけれど

 応援によって 帰ってきたモノは 予想外で

 驚いた


 「頑張ってください~」の一声に

 エコーのように 他の応援する人間の声が かぶっていく

 「線」が できていた

 
 我が子も続く

 親の声のトーンをなぞろうと 

 応援のなんたるかなんて分からないまま ただひたすら


 不思議だなぁ