「IOPUUPWQE。」

 声にできない思いが

 心 を満たすとき

 あなたなら どうするだろうか


 その思いは 

 往々にして

 他から 共感を得られそうもない 思いだろう

 
 とはいえ

 
 独りよがりな思いとも いえず

 声に出すこともはばかられ

 胸に押し殺したまま 生きる


 心とは 日々変化するモノである

 受け入れられる 容量を 超えてしまっていた場合

 なにがしかの 形で


 その思いは

 世間に向けて

 放たれることになる


 「発信」しようと思わずにいても


 完全に胸の内に 留められる人などいない

 世に名高い賢人たちにも

 そんな人はいない と私は思っている


 周囲の環境が

 受け止めてきたのか

 はたまた 一歩手前で からくも 日の目を見なかったのかは知らないが


 どこかの 時代小説で

 言葉を持たない 動物 植物 昆虫たちの 苦悩について触れ

 それらは 言葉を持つ 人間の何倍も苦しかろうと 主人公に言わせていた一行があった


 人はまだ 幸せな方なのかも しれない

 
 苦しみを 苦しみと感じられる 私たち

 明日の生活 数十年後の生活を 想像できる 私たち

 人により それらの 力はまちまちかもしれないが


 人は 幸せな存在だと

 様々な思いを胸に抱きつつも

 そう思う