「偽装問題の撮り方・伝え方。」

 誰も やりたいわけじゃない

 どこも ぼろもうけしている会社じゃあない

 まっとうなことをしたいのは 当然だ 人間だもの


 今回続いている食品偽装について 正直私は あまり腹が立たない

 あまり関係食品を食べていないというのもある 

 お腹壊してしまえば 腹も立つかもしれないのだが・・・


 
 それより 別のことが 最近とても気になる 最近に限ったことではないのだが



 社長の頭を下げる姿

 これは 実は あまり意味がないのだ

 「このシーン」の意味するところは けじめ


 けじめ 

 一般に 意味するところは 何か

 「締めくくり、Next!」だ

 
 しかし 皆さんの知りたいところは

 具体的な改善策であるはずだ

 しかし 偽装のニュースは どこもかしこも「このシーン」ばかり


 私 心配なのだ


 子どもにとって



 映像という きわめて情報を受け取りやすい形で 「このシーン」が続くことが
 
 これを見て就学前後の子どもがつかむモノは何か

 「何か悪いことのお話し」「悪いことをした人が謝っている」



 「あやまりゃ いいんだろ」的な思考が強化されないだろうか


 もちろん「謝罪」は大切だ

 人間だもの その場の気持ちの整理は 欠かすことができない 連綿と続く人生で

 私もそう考え 子どもの前できっちり詫びる場面を 作る時がある

 


 肝心なのは その気持ちを持ち続けること どう償うかの姿勢ではないだろうか

 
 

 その意味から言うと「潜入!刑務所シリーズ」は違うインパクトを持つ

 結局「ムショ」に入ればいいんだろって 思考もないではないだろうが

 そう開き直らせないように 日頃から子の尊厳を大事にしておきたい 

  



 問題はやっぱり視聴率?