「晴れた日に」

 散歩に行きたい。

 晴れた日に。

 たいがい、青い空だったと気付くのは、帰ってきた後だ。

 
 昼寝をしていると、起きなくてはいけない。

 起きてまた始めなくてはいけない。

 「何を」と考えず眠る。

 
 ほんとの「怒り」を表に出すのは控えめにしなくてはいけない。

 「怒り」を表したいのは私だけではないから。

 一番最後に。誰もいないところで。


 みんなの幸せが自分の幸せ。

 自分だけの幸せはない。

 遊びのない幸せ。そんな幸せをあなたに。


 手の甲を見ると、なにやら書いている。

 覚えておかなくてはいけないこと。いけないことだけおぼえている。

 「力」は有限だ。「分をわきまえる。」「本分」ってなんだ。


 つじつま合わせが上手になった分、合わせたことばかり気になる。毎日。

 くじけそうでくじけない。くじけられない。

 自分だけではない、その生活。人生。

 
 言葉のシャワーに、思わずからだが動く。

 疲れはどこ。奥底に。

 潜む疲労。そのまま潜んでいなさい。


 青い空を感じたい。

 突き抜ける視界。

 暖かさを。