「選挙」がはじまる~新・選挙論~

 選挙カーが走り始めた。

 「ありがとうございます!」

 「感謝」に飢えている人は、手を振って応えるだけで 満足の結果を得られることだろう。

 
 選挙ってなんなんだ。子どもの時から疑問に思ってきた。

 投票なのだ。

 団体・個人への。


 で、「誰に」「どこに」入れるということになる。

 公約やら、「党」の「力」やらを考えに入れ、決めなくてはいけない。

 私個人は勉強不足で、投票の「決め手」となるのは、インスピレーションに頼るところが大きい。


 早い話が「いい加減」なわけで「良い加減」なのだ。

 これではいけない、と思いつつも。

 でも、まてよ。と思う。私が悪いのか(短絡的で申し訳ないが)。


 なにせ、「選挙」と「実生活」がつながっていないのだ。

 「選挙」の結果で生活が変化したなんて経験がない。

 あえていえば「消費税」導入の時か。やや「選挙」が盛り上がったっけ。


 「選挙」に対して無関心な人が多いのは、私たちの生活がいかに恵まれているかを示していると思う。

 政体、経済、等々私たち有権者が決められる重要な決定事項は、とうに決め尽くされているのだ。

 あとは、生活の端はしに至る細かい内容だけ。有権者が投票の意欲を失うのも無理はない。


 しかし、だから「選挙は無意味」と結論付けるのはやや性急だ。

 この先、いつか有権者の真価が問われる「投票」が行われるかもしれないのだ。

 「避難訓練」的に考えてはどうだろう。いざ決めるとなると、人は迷うモノだから。


 「選挙」がない。と仮定してみよう。

 首長が世襲。全て全権委任だと。政策もその首長に全て委ねられる。

 恐ろしい世の中だ。


 この一票が「日本」を決める。そんな意気込みで、今回もインスピレーションを使うか・・・。