「助言」とは。

 助ける言葉であるはずだ。

 先に進む道を示す言葉であるはずだ。

 
 困り事があるわけだ。明日は自分かもしれないのだ。

 困り事は、そのことで十分だ。手に余るから困っているのだ。

 「助言」自体が困り事になってはならない。それは「助言」ではない。


 困り事を引き起こした当事者なら責められても仕方ない。

 しかし、責めを受けた後は助力を請うてもいいはずだ。

 その責めが「死」に値するものであれば「請う」機会を失うが。