「赤色灯過敏症候群」

 曲がったらだめなところを曲がった(なじみのない場所での哀しい事件1)。1点減点。

 一時停止を止まったつもりが止まっていなかった(止まったと思った哀しい事件2)。1点減点。

 高速道路でスピード違反(これは反省)。2点減点。

 これらを割と短期間の間で経験した。

 「あと1点!」 「あと1点!」と囃す声は幻聴か。

 
 免停まであと一歩、ということで、当然のことながら交通ルール「激」遵守が求められている私であ

る。

 誇れることではないし、これから免許取得を目指す若い方たちへの悪影響を考えながら書いている。

 警察に対する何がしかの「思い」はあるが、仕方ない。必要な機関であり職務の遂行なのだから。私の

過失なのだから。

 「免停寸前」の私だが、「激」遵守で見えてきたモノがある。

 ある程度「上手い」運転手だと自分で思っていた自分が、いかに適当に走っていたのか、という事実に

思い至ったのである。

 免許を取りたての頃「周りの人に迷惑をかけないドライバーになりたい」と恥ずかしながら胸に期すと

ころがあった。その頃に比べてである。

 この機会に「運転」というものをもう一度見つめ直しているのだ。自然と。昔に戻って。

 変に緊張しているが・・・。「赤色灯過敏症候群」罹患中。