「規則」と「気持ち」の優劣

今日子どもの保育園に「バレンタインチョコ」を持っていった。

 先生達にである。

 昨日持っていくつもりが忘れ、今日になった。

 おととい、子ども達と奥さんで、せっせと作ったモノだ。

 子どもの「持っていきたい」気持ちの大きさは、大人の比ではない。

 そこに大人の打算。大人の理想はない。(別にそれが「悪い」といっているわけではない。)

 「喜んで欲しい」その一念のみだ。

 さて受け取る保育園側。「規則」としては、「No」だろう。

 全保育園児が各児童・先生めがけて持ってきたら大混乱だ。

 「チョコ」というものを嫌いな子どもはいないだろう。

 誰かが黙って食べてしまったら・・・。

 もらっていない子どもが「チョコ」を見つけて騒いだら・・・。
 
 いわゆる「持ち込み」は歓迎されないだろう、と思いながら持っていったわけである。

 結果は、うまくもらってもらえた。

 教室に入ってすぐ、他の子が見つけないよう高いところへ「ぶつ」を置く。そのまま何食わぬ顔で子ど

もを先生に引き渡し、「チョコ」の件をこっそりと耳打ち・・・。とまぁ、色々気を遣ってのことではあ

るが。

 とにかく子どもの「一念」は全うされた。

 今日は金曜日。いつにも増して子どもの顔は晴れやかである。