「大震災一年目の今日に」

共感能力は「割に」あるほうだと思うのだが

自分のモノとして捉えきれない 底なしの そのかなしさ 辛さ

1年立っても 被災地の傷は 癒えるわけもない


現地のご老人の「絆って言われても…」という記事をどこかで見かけたが

心が痛む

思いやり 気遣いが 全く逆の当惑を生んでしまうほど


被災地の方の傷は 複雑で 深いのだ


「決意」ばかりが語られ

してあげられることが さっぱり伝えられない現状が歯がゆい

未曾有の現象には 未曾有の対処が必要なのだと 分かっているのに。

その施策への取り組みは 未曾有の体制とは言い難い


自治体の代表が 中央へ陳情に行ったと ニュースになっていた


中央は 地元から細かな対応が上がり復興を管轄する省庁が具体策を出さなければ 動けない

そりゃそうですよ 国会がそんな臨機に動いたら 逆に危ない 臨時色の抜けない今のままでは無理かもと思う一方

地方は 細かな要望がまとめられない

そりゃそうですよ 壊滅的な打撃を受けて 自治体自体の機能がままならない中で 数十年掛けて築いてきたインフラの全てをリセット立て直しの詳細の計画なんて すぐにはたてられない つまり現行の施策の実現過程に倣っていたのでは 到底解決できない


地方と 中央の密接な関係が不可欠なのにかかわらず

意外に脚光を浴びないが 復興を指揮すべき復興庁の本庁は東京に置かているとのこと

各地区に復興まで恒久的な出張所がある?少なくとも自治体の首長が中央まで陳情に行ってしまうようでは その責を果たしているとは言い難い…


とにもかくにも

声をあげないと 変わらない

陳情に行った自治体の首長さん よくやってくれたと思います

もっともっと 声を上げてください 変化は必ず起こるでしょう これじゃだめと言い続けなくては



がれきの撤去 急務ですね

ただ こういう物理的な面が 最も解決しにくい…

こういったところを何とかできるのが「科学」「技術」でないかと 期待したい。


放射性物質を遮蔽することはできる というかそれしかできない現代社会で

それを分解あるいは 今よりさらに安全に遮蔽できる技術の開発・進歩が 一番早いのではないかと思うのです。

廃炉も同様です。ロボット技術は日本のお家芸のはず。


是非とも急いで欲しい 

40年とも 100年とも言われる 見通しのない見通しの中で

この「技術革新」によって時計の針を早めて欲しい 早めることができるのではと 思うのです


被災された方のために

「実」の伴った「成果」を一つでも届けたい

私の人生のなかで 待ちこがれることの 一つになっています