「尖閣諸島のイミ。」

 国家を経営する というカタチには いくつかあるが

 中国という国は

 共産主義 をとる


 どのカタチが どうだ いい だめだ

 という議論は ここでは 置く

 それは 「逃げ」ではなく 


 各々の国の人たちが

「幸せ」と思える形であれば

 それで いいから


 「たくさんの人間が みんな豊かで 安全に暮らせる」

 ためには どうしたらいいのか

 この 深い命題に 真剣に取り組み 各地域に住む方達が頭を絞って 今の形があるのだから


 
 ちょっと 飛んでしまった


 共産主義とは

 個人より全体の幸福を追求する。

 私財は分配されるべきで そのために 共産党 という組織が 国家維持にあたっている


 であるから

 一個人が「国家とは こうあるべき こうすべき」というトピックは ありえない

 その意味で 


 対外的に 個人が何かを為そう ということがあれば

 その行為は 死刑に値する

 政治体制の 根幹を揺るがしかねない事態だからだ


 国のことは 共産党がするのだから


 今回の件で 船長が 死刑に処されることはないようだが

 尖閣での「結果」から 船長が国賓待遇を受けたのではなく

 船長は 当初から共産党の意向を受けて 今回の行動に出た


 というのは 間違いのないところだろう 


 
 今回の件は (意図せず偶発的なものではない)「事件」ではなく

 現状の 領土の線引きに対して

 中国が起こしたアクションと言える


 ビデオなんちゅうものは

 争点ではないのだ (とはいえ 私も見てしまったが)

 国と国との駆け引きである 

 
 領土問題というのは 即 戦争につながる 

 国家間の 大きな問題である

 戦争も辞さない という覚悟があって 初めて 引き起こせる


 それだけ 中国という国が 自信をつけている

 「中華思想(中国は世界一)」という

 過去からある価値観が 中国内に溢れている感がある


 ただ どこか危なげ というのは 

 中国が外交上手ではないことを示唆している

 国力十分で


 真に外交に長けている国であれば

 こんなむきつけな 外交はしない

 結果 各国の注目を浴び


 中国の思う結果は得られなかったからだ

 今回もまた 

 形だけの中華思想に終わりそうで


 大丈夫かい 

 と

 勝手に心配してしまうのだが