「目をこすり 見えない前を 見んとする」
舞う風に 細かな雪が
忠実に従う
不規則な 雪のカーテンに 恐怖した
前の車が消え
前後左右の全てが
真っ白になる
空き地の雪は 吹きさらす風に掃かれ
よだれのように 道路に 染みて
車は羽毛布団の上を走るようだ
死に恐怖する自分と
自然に抗いたい自分
当たり前に考えると こういう時は 家にいればよいのだ
でも DVDは 延滞したくない。