「“造り”たい夜に。」

 頑固な自分を

 自覚する

 思うまま 造ってみたい

 
 玩具のブロックを 

 一心不乱に組み立てていた あのころ

 セロテープが 何よりの 馳走だった あの時 


 かわら/れないのだろう

 私の中に

 巣くう 捨てられない モノだ

 
 「わが」「まま」

 に違いないが

 「まま」にできる 喜びに

 
 自分の手で 造る喜びに 

 飢えていた自分を感じるが 

 できた後 呆然もする