いつの頃からだろう
「当然のこと」と思うと
そう 言わないようになった
無駄を省く とも
何ら感じない から
でもないのだが
まぁ それが 世に言う
「大人になった」
ことなのかもしれない
賢くなったわけでもなく
ただ そう 生きるようになってきただけなのだが
苦痛に 見舞われることもある
当たり前のことを 当然ではないように
スペシャルな扱いでニュースソースとして掲げ
礫のように 打ち付ける
そんな
言葉たちに
しんどさを 感じる時だ
耳に入ってくるのは
地球は丸くってさ
ウサギって白いから
海は青いのさ
単語が 淡泊（？）だからってわけじゃない
言葉の 内の 伝えたいものが
希薄すぎて
つらい
礫をまとめても
礫だが
時間と 顔だけが 真摯で とても 言えそうにない
時間は 貴重なモノだ
しかも ヒトの活動限界は
十数時間だ
大切な時間を
かみしめたい
そう 思うのだが
そうならない
難しい
まだ 先に行けない
いけそうにもない
