「文字にならないことば。」

 しちゅえーしょん というか

 雰囲気というか 

 今 ある そのものを ありのままに 何かで 表現することは できない


 写実 という言葉は

 ありのまま の意であるが 

 ままのまま に伝える 媒体 はない

 
 しかし 私たち 人は

 感じることができる

 今 その手にあるものを


 こと細かく ある必要はない

 骨格さえ あれば いい

 矛盾するようだが それで すべてを表現しうる場合があることを 私たちは 知っている 経験的に


 私たちが 五感で 

 その骨格に 肉付けするのだ

 人の 五感に 訴えるエッセンスを 込めることが


 ありのままを 伝える 方法だ

 
 何かを 知りたい 

 相手に伝えたい と 切に願うなら

 簡単には たどり着けないが 

 
 その地に立ちたい 近づきたい 

 そう

 思う