「ドリフターズはドリフト集団」

 「ウィキペディア」で「ドリフト走行」をひくと「ドリフト=漂う」という文脈にぶつかった。
 「ドリフターズ」は「漂う人々」という意味か。
 「ドリフターズ」。言わずとしれた、日本が誇る?エンタ集団である。「漂い方」がメンバーごとに違う。誰が欠けてもドリフターズにならないのである。メンバーの誰か一人でも、十分によい。存在感がある。今は他界した、いかりやさんが見せた演技を思い起こすと納得である。「集団」になると、その面白さが倍加する。「何かやってくれる」という「期待感」を持たせてくれるのだ。「芸人(一芸に秀でた人)」にとって、観衆が抱くこの期待感というのは、その「芸」の一つの到達点だろう。
 では「ドリフターズ」は、どうやってこの高みに辿り着いたのか。一言で言えば「こつこつ」だろう。決して「ドリフトして~漂って」きたからではないのだ。
 加藤茶さんが、早く元気になりますように。