大きな悲しみに包まれた方達は
どう我を取り戻していくのだろう
一つ避けて通れないものに
「今」を見つめることがあるのかもしれないと。
どれだけ 離れようと思っても
あの日は 身体を 心を 離さない
失われたものが どれだけ巨大であっても
その辛苦を飲み下さなければ 心のどこかで 腑に落ちない
どれだけ泣いても 泣き足りないと 察するのですが
できることをできるだけやって
暗くなった建物の陰で
茫然と 悲しみにくれる人たちの存在が 私の心に
ただただ 心が痛い