「再び帰ってくる・・・~北朝鮮拉致被害者」

 おそらく 誰かが帰ってくるのだろう

 私は そう思う

 今回の北朝鮮の態度の軟化は 具体性を信ずるに足る 現況がある


 そう思う 


 無論独断であり 

 新たなニュースソースを握っているわけもなく

 これを見て 数ヶ月後がっかりだとしても お詫びの仕様もないのだが


 低い内閣支持率

 北朝鮮を取り巻く 関心の低下という国際情勢

 「取引」には絶好 といえる状況だ


 人と人との命のやり取りだ

 「取引」という言葉を使っただけでも地獄に堕ちても仕方ない と思いつつ

 前回の小泉首相の際もそうだ


 まずは帰ってくれなければ

 生きて戻ってくれれば

 そんな思いで いたたまれない私である


 前回の5名の方の帰国が

 人道的配慮の結果でないことは 明白である

 形としては 許されないが 事実として 喜ばしいことであった


 内政上の問題を抱えている国が

 国民にアピールできる手段は

 外交である

 
 当たり前のことだが

 肝心の内政がにっちもさっちもいかなければ

 外部からの新風しかない

 

 国家の首脳として望むこととはなにか と問えば

 自国民が働き GNPが上がり 納税し それを公平に再分配することで 働いて 納税して・・・  
 そんな無限ループが続くことであろう


 原油高によって生じた生活不安

 暫定税率によって「公表」されてしまった 税の無駄遣い

 どれも すぐにクリアできない じわじわと広がっているこれらは 一政策ではどうにもならない


 彼の国については 言うことはないだろう

 おそらく数年内には内情の詳しいレポートがなされ 多くの人たちの関心を引くだろう

 国民のみなさんこそ 気の毒だ


 現在

 世界は原油高に

 アメリカは 大統領選に

 日本は政治不安に

 中国は地震とオリンピックに

 ヨーロッパは「リスボン条約」批准に

 これらの現実の為に

 日本 北朝鮮 とも国際的にかまってもらえない状態である

 
 そこで 今回の予測


 両国の首脳間では 既にもう細かな点まで決められているはずだ

 それは 別におかしなことではない

 首脳以前の実務者間で決まるのは当然で

 
 首脳陣が行うのは

 「はんこ」をつくことであるから

 無論 そうなる前の政治的決断は 彼らが行っているだろうが


 どちらでも 

 なんでも

 いいのだ

 
 早く 戻って   生きて 帰っておいで

 
 私は ノンポリで 特に政治に著しく関心が高い訳ではない

 しかし あの5人が帰ってきた情景を 感動を持って迎えた一人である

 政治というものへの失望を感じながら ほんとに戻ってきたという事実に驚愕したのである 


 

 待ちたい