「おまえ頭おかしいんじゃねぇか。」

 やればやるほど 増えていく仕事に

 ため息をつきつつ まぁ やるしかないと

 毎日を過ごすが


 日が変わるごとに さらに増える仕事を目にして

 時に呆然とする

 日に日に帰宅が遅くなり


 子どもが私に「父さん仕事が癖になっちゃうよ」と

 その言葉に「おまえ頭おかしいんじゃねぇか」と

 罵声を浴びせてしまった 本音だ


 働くのは生活の為だ

 好きだからやっているんじゃない

 ある程度つじつまをあわせなければ そこに いられない


 こんな怒りが心にあるうちは

 まだ生きていける

 そうつぶやきつつ 仕事に向かう


 こんなヒトデナシでも 父親なのである