「立ち止まる。」

 助けを求めても 誰も振り向かずに 

 立ち止まっても もらえずに そのくせ 大声で叫んでもみないくせに

 助けて欲しいと 素直に出せない自分を変えようともしない日々


 そうして遂げずに積み重ねる自分に 


 
 募る思いを 束ねていくのだけれど

 違う そうじゃない こうだ そうじゃない

 書いても 書いても どんなにもがいても


 刻む重さを知っていても 残す責任に耐えられない 軽薄な自分を 


 
 分かったつもりで 分からないふり 

 自分だけは分かっている 腹の底は 頭一つ出ている

 それを虚勢と知りつつ生き またひとつ覆いをかけて ほっとしている自分に


 
 愕然とするのだ