「今の歌~エグモント序曲 ベートーベン」

 何年も前だ

 「赤い夕日」

 というTV番組があった

 
 小澤征爾さんが

 故郷中国の一都市の交響楽団を 数日指導し 

 演奏会に至るまでのドキュメントである


 過去にこのブログでも書いたことがあるかもしれない

 
 昨日北海道電力主催の
 
 札響のコンサートを見てきて

 また 思い出した


 フィガロの結婚など聴いてきたのだが

 
 やはり 私にとっては

 エグモント序曲 なのだと

 改めて思った


 指揮 楽団の優劣ではない

 そんな専門知識もない 

 いい「耳」もない

 
 TVで見たのは ただのステレオである


 曲が追求する「テーマ」

 曲が「完成」に至るまでのドラマ

 それらが 依然として私の心をとらえて放さない


 ただ

 聴くだけでは 曲を知ったことにはならない

 クラシックは「主題」を知らないと楽しめない心に響かない


 「主題」は「音」を超越する

 この曲に巡り会えて良かった