「続・天洋食品~排日運動は当然でしょ。」

 あの餃子事件

 メディアが扱わなくなってきた

 目新しさが薄れてきたからだろうか


 だからこそ

 情報がある程度集まってきたからこそ

 じっくりとこの問題を考えられる 時期なはずだが

 
 私はというと 

 予想はしつつも 

 国家のスタイルの違いが こうも真相究明を妨げるものかと 


 ため息をついている


 情報統制が半端ではないなぁ というのが一つ

 
 日本なら こんな事件があれば

 「天洋食品元従業員」なんて人のインタビューが出る 「プライバシー保護の為音声を変えられて」

 顔は写さないなんて序の口


 たちまち情報の氾濫が起こる

 メディアは真相よりも視聴率 部数を取れる情報に殺到する

 これも困ったモノだが 情報を選べる強みがある


 一方 中国 


 一元化された「当局」の連呼が聞こえるだけだ

 特定の中国民間人なんて登場しない

 国家所属の「専門家」だけだ 言論統制ってすごい


 おまけに 排日運動だという

 中国政府は それを押さえようとしているという

 仕方ないではないか 「当局」の発表が正しければ ナショナリズムが刺激されるのは当たり前だ


 いわれもない中傷と思えば 

 黙っていられる訳もない 

 中国の人民は 健全なのだ


 もともと「当局」が調べて 出てきたよになるはずがない

 うちの国の食べ物が危険ですよ とは言えないだろう

 

 語弊がある言い方を あえてした 親中の方には失礼な言い方だろう


 そう 中国が悪いんだ!という言い方を 中国が事実を隠しているという 言い方を

 
 私が なぜそんな言い方をするかというと

 当局の断定の仕方である
 
 本当に現地の様子から見て 問題はなかったのかもしれない

 
 しかし 結論付けには 証拠が必要である

 はっきり「こうだ」というには

 確証が


 確証というのは

 客観性がなければならない

 この事件の場合で言うと サンプルの処理の仕方である


 自分たちが見て 自分たちが分析して 結果 自分たちのモノは 安全だと断定するのは


 誰が見ても 信憑性がない

 刑事ドラマで捜査官の身内が事件に関わっていると 

 その捜査官を「おまえは外す・・・」なんてよくあるだろう

 
 外部の人間(日本人も外す)を入れ 世界的にもこの事件を「公開捜査」とし

 事件を真に問う姿勢が必要だった と私は思う

 中国が 今後も世界のマーケットの中で 存在感を示したいのなら


 世界の国々は 感じたろう

 「結果」ではなく断定に至る「経緯」から 

 ある種の不安を

 
 中国にとって この事件は 大きな損失になった

 
 

 ロシアの大統領選挙も ちょっと ありえない


 人はみんな違うのだ 

 ご飯が好きな人もいれば

 パンが好きな人もいる


 うーん


 考えたことが そのまま声に出せるような国に したくはないのかなぁ

 
 ただ 日本もまだまだなのでしょぅが