「大きくなっているねぇ。」

 近所のスーパーに出かける

 上の子は駆けていく 下の子も

 「どうぞご自由に」ともいかず 静止の一言

 
 最近は二人とも きちんと止まる

 長続きはしないけど

 自分で考え 自分で伸び伸び見れるまで もう少し


 「何時にここでね」と待ち合わせできたら

 そんな日も そう遠くない

 そんな気がする


 エスカレーターに 乗る顔が誇らしげな上の子

 抱っこさって得意げな下の子

 年によって喜び方は様々だが 皆大きくなったものだと思った


 保育園に行きたくない と泣いている下の子 男の子が片付け一緒にしてくれないんだそうだ

 夜 突然頭の一点を押さえ「痛い」と訴える上の子 しっかり観察して「大丈夫」と言われると それ

で安心した顔で去っていく

 「悩み」は皆それぞれ 抱える練習をしている 重みは変わらない


 いつの間にか 行ってきますと行って 一人で小学校に通うようになった上の子

 保育園の入り口で「ばいばい」ができるようになった 下の子

 たいしたもんだ

 
 本人の目の前では言わないが

 ほほぉ と思っている

 大きくなっている