「悟らず、悟り、悟る時。 」

 仏教うんぬんはともかく 

 「悟り」という境地に立ってみたい

 そんな風に思っていた少年時代


 漫画の日本の歴史/世界の歴史全巻を買い与えられていた私

 これが幸か不幸かは正直分からない 

 偏った歴史観を注入されてしまったわけだからだが 

 
 まぁとにかく 漫画なので読みやすい

 何度も読むうちに 

 「悟り」を開いたとされる人間がコマの中で立ちすくむ姿 その姿に惹かれた


 迷い多き生活の中で

 自分なりに答えをさがしていたのだろう

 その「悟った」姿が ピンときたのだ


 今でもそんな思いは残っているのだが 一面 どうでもいいというかどうしょうもない心境にもいる

 要は全てを解決したい自分がいるわけだ

 そりゃしたい訳だが

 
 こつこつ やらなきゃ

 なんて 思い始めた自分もいる

 てくてく人生を歩いているわけだし


 辛いことを積み重ね

 結局は一つ一つのことを大事にしていく以外にないと

 当たり前のことに いまさら気付いている