「モノクロ。」

 人生を振り返るのに どんな手段があるだろう

 他者との共有が容易という観点を加え

 「写真」と「映像」の2つの手段に絞ってみることにする


 両者とも多様な表現があり つまり「得意分野」があり

 簡単にその 優劣 は語れないはずだが

 あえて言おうとすると

 
 「写真」に軍配が上がる と私は思う

 しかもモノクロ写真に

 飾り気のない 被写体そのもの


 「映像」の求めるものも そこ にあるような気がしてならない

 モノクロの映像を見ると全般に 私は 「カラー」だったらなぁ と思う

 モノクロの写真を見ると 私はそこにある もの に納得してしまうのだ


 多くの何らかの 表現 が乱立する今日

 「素朴」という言葉では言い尽くせない

 モノクロ写真の良さ を感じる 今日この頃


 原点回帰 なのか

 変化 なのか

 ただそんな気持ちなのか 分からない