「Aさせたいなら・・・Bと言う、か。否か」

 「AさせたいならBと言え。」

 ここでいう「A」とは、自分の希望であろうか。

 とかく人は「こうしろ!」といわれると、やりたくなくなるモノであるから。


 「こうしてみたら。」と言われると、どうだろう。

 語尾を少し替えただけでも、雰囲気は変わるモノである。

 雰囲気。そうなのだ。


 「決める」雰囲気なのだ。

 テーマは自尊心。

 人格が傷つけられず、より高位に位置づけられていると感じた時、人は進んで決断する。

 
 ここで面倒くさがってはうまくいかない。

 自分の目的が達成されるのであれば、時間も手間も惜しまないはずである。

 「A」が大きいことであればあるほど。


 日本人の自尊心は、他の国と比べて同程度だそうだ。

 そりゃそうだ。

 人間なのだから。自尊心に国境はない。


 あと一歩の時こそ大切だ。

 「雰囲気」というのはデリケートだ。見えないモノだが、それが見えることが必要条件だ。

 あとは「させる」ではなく「してもらいたい」と念じ、後はいつかそこに辿り着けばいいのだ。