「携帯電話が普及したホントの訳。」

 携帯電話を持つことが当たり前になった

 そんなに 人は話したいのだろうか

 周りを見渡すと 無口な人も持っている 携帯電話を持つと急に多弁に ということはない


 このことは メールにだって当てはまる

 程度 ジャンル 頻度等々 差はあれど

 「コミュニケーション」には違いない


 極論だが

 携帯電話の普及の理由は 「コミュニケーション(人と人との相互のやり取り)」ではないのだ

 他の人と関わることは リスクを背負うことでもある 


 ちなみに ウェブの閲覧は

 広義でいえば確かに「コミュニケーション」だが

 「発信」にはあたらない



 携帯電話普及の本当の理由は 実は 単純なものだと思う

 それは 「ヒマ」だ

 バスに乗る時 病院で順番を ・・・


 
 人間は長年「ヒマ」を持てあましてきた

 空き時間を有効に使う為 快適に過ごす為 様々な努力をしてきたのである

 そして「携帯電話」の発明に至る


 一番「ヒマ」な世代は?

 の質問に

 皆さんは 何て答えますか?


 「ヒマ」の定義(?)から

 
 肉体的に頑健で 空いた時間を疲労回復に当てなくても大丈夫な世代

「ことば」の担保が必要(空いた時間が「迷う」時間に当てられている)な世代 

 未就労で 社会的に労働義務が課せられていない世代


 ゲームウォッチ等のゲーム関連 様々なファッション

 「ヒマ」な時間を多く作り出せる世代から 流行は始まってきた

 同時に「規律遵守」が必要以上に求められる世代なだけに 数々の「下火」を生み出してもきた


 そんな世代が 最強の品を手に入れたのである

 電力消費が少なく 小型で情報寮も多く 無音で動作できる・・・

 壁に周囲を隔てられた 完全に一人の空間で 意志を完遂できる 道具


 世代は常に変化していく

 若い世代は「中年」に

 そしてまた 新しい世代が生まれていく


 携帯電話の成立で 

 この道具を いかに上手く使いこなせるかで

 社会が変わっていくのだろうな そう思う


 


 時々 昔の「ヒマ」を懐かしむ 私

 あんな時代に 戻りたい・・・ なんて

 

 今の若い世代が「中年」になった時

 昔を振り返ってどう思うのだろうなぁ と

 思ってみたりして