言わずと知れた、この事件。
世論は、この社長さん主犯説で燃え上がり、数ヶ月後風化する様相を呈している。
きっと私も食べたことがあるんだろうなぁ、とニュースを見ている。
私の推測だが、会社ぐるみが正しいところだろう。
末端の社員は知らなかった・・・はずはない。
入社直後の方がいれば、無論知らないだろうが。
なぜなら、人間には「鼻」が付いているからだ。
私たちの嗅覚は、意外に正確だ。
決まった臭いがあれば記憶し、変化があれば感じるだろう。
「肉類」は割と特徴のある臭いを放つ。
まして挽肉だ。東京ドームいくつ分の広さがあった・・・はずもない工場内。
その中で通常の塊肉の数倍の香り。工場に出入りする人間なら、気付かないはずはない。
異常は、すぐに感じるはずだ。事務系の方も例外ではない。
お金の出入り、物品の出入り。
実際の臭いでなくとも、ぷんぷんしていただろう。書面上、パソコン上で。
驚きなのが、消費者への影響だ。
なんともなかったんだ、と不思議な気分だ。
まぁ、衛生面で失態を見せれば、これまでのことが暴露されるだけに、細心だったのだろうが。
社長の言うことには逆らえなかった・・・系のコメントが多く流布されているが、それは間違い。
今回の件は、早いか遅いかの話だ。
勇気がなかったでは済まされない。結局全てが終わりになってしまったわけだから。