私、小さい時の夢が「お医者さん」だった。
無論今の「職」ではないが。
しかし、夢の続きを感じたいのか、「医療モノ」の作品に惹かれる傾向がある。
「Dr.コトー診療所」。
与那国島を舞台とした物語である。
アニメが原作で、2004年にドラマ化された。次いで2005年のスペシャル版、2006年の再ドラマ化と、人
気シリーズとなっている。
流行しているモノにはあえてそっぽを向き、周りが冷めてからじっくり頂きたいという、へそ曲がりな
私は、虎視眈々と「コトー先生」と会える日を待っていた。
その出会いから数週間。
十分に満足させて頂いた。
身体にまだ余波が残っている。
何がいいのか。
「音楽」なのだ。
優れた(と私が思っている)作品は、例外なく「音楽」がいい。
視聴後「サントラが聴きたい」と思える作品は、あまり多くない。
「コトー先生」は、その中の一つだ。
シーンを思い出すたび、音楽も一緒に記憶によみがえる。
映像作品は、映像と効果音が一体でなくてはいけない。
目と耳の双方に働きかけてくる映像刺激。「コトー先生は」良くできている。
サントラを借りてきた(2004年版。買えなかった・・・)のだが、最も聴きたかったのが「Stage」と
いう曲だ。
聴くたび「緊迫感」「悲壮感」「感動」「不透明感」「意思」「決断」諸々の思いが頭に去来する。
自分の人生に重ね、こうありたい、こう生きなくてはいけないという思いに包まれるのだ。
うん。すごい。