「映画館」で「映画を」

 「映画」は映画館で見ないと・・・。なんておっしゃる専門家の方々がいるが、私はそう思わない。「『音』が違うんだよ」なんてビートたけしさんがずっと前に言っていた。なるほど。そうかもしれない。しかし、映画館で見る機会が訪れるのを待っている間に、見たい映画はどんどん古くなるばかり。というわけで、数年前からレンタルDVDのお世話になっている。「今日はセールの日」なんて日には、50円で1本見れたりする。金銭的にもありがたい。「つまらなそうだけど、ちょっと気になる」なんて、見ることをためらう映画にもチャレンジできる。失敗もそれほどくやしくない。
 本当によい映画は、テレビドラマの比ではない(もちろんTVだからできこともあるが)。「制作費」うんぬん以上の差があるのだ。1時間から2時間の間に、「何」を盛り込むのか。制作者が悩み抜いた結果がそこにある。また、洋画は字幕で見ましょう。「ことば」が分かる分からないではない。、役者が演じた「生声」に触れることで、そこで演じようとしたものが初めて伝わるのだ。いいですよ。「生声」は。あぁでも映画館で見たい。やっぱり・・・。